Nottaで会議や取材の文字起こしをしたいとき、最初に確認したいのは「1回の音声の長さ」と「月に使う合計時間」です。無料版には月120分の枠がありますが、1回の文字起こし結果を確認できるのは3分まで。長い会議をそのまま全文で読みたい場合は、この違いがプラン選びの分かれ目になります。
個人で会議の全文を扱うならプレミアムが候補です。ただし、年払いの「月あたり1,185円」は毎月の請求額ではありません。この記事では、支払総額・無料版の制限・追加費用を分けて、仕事や副業で必要な契約を考えます。
料金・仕様は2026年11月5日に確認したNotta公式情報に基づきます。対象はWeb版の通常プランで、価格は税込です。実機での精度レビューではなく、契約前に条件を比較するための記事です。
Nottaの料金一覧|年払いは12か月分を一括で支払う
| プラン | 月払い | 年払いの総額 | 年払いの月あたり換算 |
|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | ― | ― |
| プレミアム | 1,980円/月 | 14,220円/年 | 1,185円 |
| ビジネス | 4,180円/月・1アカウント | 30,096円/年・1アカウント | 2,508円 |
| エンタープライズ | 要相談 | 要相談 | ― |
プレミアムは1アカウント、ビジネスは1〜50アカウントの契約に対応しています。複数人で利用する場合、ビジネスの表の金額をチーム全員分の料金と読み違えないようにしましょう。
年間プランは12か月分の一括払いです。App Store・Google Playで購入する場合は価格が異なることがあるため、最終的な金額は購入画面で確認してください。出典:Notta公式「料金プランについて」。
無料版は月120分でも、1回の全文確認は3分まで
たとえば60分の会議を月2回行うと、合計は120分です。ただし、月間の枠に収まっていても、無料版で2回とも60分間の全文を確認できるわけではありません。月間の合計枠と、1回あたりの上限は別の条件です。
| 主な上限 | フリー | プレミアム | ビジネス |
|---|---|---|---|
| 月間の文字起こし時間 | 120分 | 1,800分(30時間) | 無制限 |
| 1回の文字起こし | 3分 | 5時間 | 5時間 |
| ファイルの取り込み/月 | 50個 | 100個 | 1アカウントにつき200個 |
| AI要約/月 | 10回 | 100回 | 1アカウントにつき200回 |
ビジネスの取り込み数・AI要約数は、契約アカウント数に応じた枠をワークスペース全体で共有します。「文字起こし時間が無制限」でも、1回の長さや他機能の回数には上限があります。出典:Notta公式「料金プランの選び方」。
無料版は、短いサンプルで話し方や録音環境との相性を確かめる用途に向いています。固有名詞、話者の切り替わり、聞き取りづらい箇所がどう表示されるかを見て、修正にかかる手間まで確認すると判断しやすくなります。
プレミアムとビジネスは、利用量と人数から選ぶ
個人の会議・取材なら、まず月間の必要分数を計算する
1回45分の打ち合わせが月20回なら900分です。月間時間だけで見るとプレミアムの1,800分以内に収まります。一方、60分の会議が月32回なら1,920分になり、プレミアムの枠を超えます。これは利用量を考えるための試算で、実際には取材音声や追加の録音も合算してください。
会議が少なくても、3分を超える音声の全文確認や、文字起こしデータのダウンロードが必要なら有料プランを検討します。文字起こしだけでなく、AI要約やファイル取り込みの回数も足りるか確認しましょう。
チームで共有する場合は、アカウント数と管理機能も確認する
共同作業を前提にするなら、ビジネスの契約人数と共有方法を確認します。個人で使う場合も、月1,800分を超えるならビジネスが比較対象になります。ただし、料金だけで社内導入を決めず、所属組織で承認されたサービス・契約条件に合うかを確認してください。
文字起こし以外の作業にもAIを使いたい場合は、仕事・副業向けAIツールの比較で、目的ごとに必要なツールを整理できます。
月払いと年払いはどちらがよい?プレミアムの費用を試算
使う期間が決まっているなら、月あたりの表示よりその期間に支払う総額を比べると判断しやすくなります。プレミアムの通常料金で計算すると、次のようになります。
| 利用期間の例 | 月払いを続けた総額 | 年間プランの支払額 |
|---|---|---|
| 3か月 | 5,940円 | 14,220円 |
| 7か月 | 13,860円 | 14,220円 |
| 8か月 | 15,840円 | 14,220円 |
| 12か月 | 23,760円 | 14,220円 |
この料金で単純に比較すると、同じ1年間に8か月以上利用する予定なら年払いの総額が低くなります。12か月使う場合の差額は9,540円です。キャンペーンや価格変更は計算に含めていません。
短い取材案件だけで使う場合や、毎月使い続けるか分からない段階では、まず月払いの総額と比較しましょう。年払いを途中でやめても、残りの月数に応じて返金される前提では選べません。
翻訳機能には追加費用がかかる場合がある
プレミアムには文字起こし後のテキスト翻訳が含まれますが、リアルタイム翻訳などは別のアドオンです。通常料金は、1か国語リアルタイム翻訳が月1,430円、2か国語文字起こし・翻訳が月2,200円。アドオンを購入できるのはプレミアム以上です。出典:Notta公式料金ページ。
たとえばプレミアム月払いと1か国語リアルタイム翻訳の月払いを組み合わせると、1,980円+1,430円=月3,410円です。アドオンにも利用回数の上限があるため、必要な言語・機能・回数を確認してから選びましょう。
翻訳文をそのまま仕事の成果物にする場合は、人名・数字・専門用語・文脈の確認が欠かせません。AI出力を人が確認する仕事との関係は、AI翻訳副業・MTPEと翻訳校正の解説にまとめています。
無料プランと3日間無料トライアルは別の仕組み
無料プランはクレジットカード登録なしで利用できます。一方、Web版の3日間無料トライアルは一部の無料会員を対象としたもので、決済手段の登録が必要です。公式ヘルプでは、3日間で300分まで試せると案内されています。
Web版のトライアルを解約せずに終えると、プレミアム年間プランで自動課金されます。無料期間だけ試す場合は、契約管理に表示された終了日時より前に解約が必要です。余裕を持って24時間前までに手続きを終えることが公式に推奨されています。出典:Notta公式「Web版の3日間無料トライアル」。
アプリ経由のトライアルは利用時間や解約条件が異なります。申し込み時には「無料プランの登録」なのか「有料プランへ移るトライアル」なのかを確認し、終了日だけでなく時刻と更新後の請求額も控えておきましょう。
解約前は更新期限と文字起こしデータの保存を確認
通常の有料プランの自動更新を止める場合、公式案内は更新日の24時間前までの手続きです。処理時間を考慮し、2日前までに済ませることも勧められています。Webでクレジットカード決済した場合は、次の順に確認します。
- PCのNotta Web版で「プロフィール画像」から「契約管理」を開く。
- 画面下部の「プランの解約」へ進み、確認画面で解約を確定する。
- 支払い方法の表示が「自動更新なし」になったことを確認する。
アプリの削除や退会だけでは自動更新は止まりません。App Store・Google Playで購入した場合は、購入先のサブスクリプション管理から解約します。支払い済み料金の日割り返金はなく、通常の有料プランは有効期限まで利用できます。出典:Notta公式「有料プランの解約方法」。
有料期間が終わると、期間中に作った文字起こしも冒頭3分しか見られなくなります。後で必要になるデータは、ダウンロード機能が使えるうちに保存し、保存先で開けることを確認しておきましょう。
仕事・副業で使う前に、録音とAI出力の扱いを決める
録音前には相手への説明と、会社・クライアントの録音やAI利用のルールを確認します。個人で契約できることと、業務情報を入力してよいことは別です。共有範囲、保存期間、学習利用に関する条件などは、公式のセキュリティ情報と利用するプランの条件を確認してください。
文字起こしや要約は、担当者名・数字・納期・決定事項を元の音声と照合してから使います。導入を判断するときは、料金だけでなく「録音から確認済みの議事録まで何分かかるか」を試すと、仕事に役立つかを見極めやすくなります。
確認後の文章を整理する用途には、ChatGPTを仕事に使う3つの例も参考になります。別のAIへ転記する場合も、利用先と入力情報が所属組織のルールに合うことが前提です。
Nottaの料金に関するよくある質問
プレミアムで足りない月だけ、文字起こし時間を追加購入できる?
現在は、プランを変えずに文字起こし時間だけを追加購入することはできません。同じアカウントでプレミアムを重複購入しても、月間の分数は増えません。月1,800分を超える見込みなら、ビジネスへの変更を含めて比較します。出典:文字起こし時間の追加購入に関する公式案内。
Web版で契約すると、スマホでは使えない?
公式料金ページでは、有料プランはWeb版とアプリ版の両方に適用されると案内されています。利用できる端末と、どこで購入・解約するかは分けて確認してください。
Notta MemoやNotta Brainも同じ料金?
この比較は通常の文字起こしプランが対象です。Notta Memoのような機器購入に付くハードウェアプランや、Notta Brainのアドオン料金は別の条件になります。手元の機器や使いたい機能がある場合は、対象の料金ページを確認してください。
必要な音声の長さと利用期間を確認して選ぶ
まず無料プランで短い音声の認識結果を確認し、長い音声の全文やダウンロードが必要になったら有料プランを比較する流れが考えられます。個人利用ではプレミアムの月1,800分に収まるか、チーム利用では人数と管理機能が合うかを確認しましょう。
年払いを選ぶ前には、利用する月数と一括で払う総額を確認します。翻訳アドオンやトライアルの更新条件まで含めて把握しておくと、契約後の予想外の出費を避けやすくなります。

コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 会議や取材の音声を文字に起こしたい場合は、文字起こしツールも比較しましょう。Nottaの料金・無料版の制限とプランの選び方では、月間の利用時間、1回の音声の長さ、年払いの支払総額を整理しています。 […]
[…] 会議の録音から議事録の下書きを作りたい場合は、先に音声を文字に起こす方法もあります。Nottaの料金比較と無料版の制限を確認すると、会議の長さや利用頻度に合うプランを検討できます。録音と外部AIへのデータ入力は、勤務先や参加者との取り決めに従ってください。 […]